エキスパンションジョイント


取付場所:既設と新設のつなぎ目部分内部、天井、床外部 バルコニー、廊下、屋上学校耐震工事病院など

エキスパンションジョイント(Expansion Joint)は、日本語で「伸縮継ぎ手」と訳されています。伸び縮みする継ぎ手のことです。大型建物の内外をよく見て歩くと、外壁を縦に走る金属板の帯や、内部廊下の床・壁・天井の4辺をぐるりと輪切りにするような金属板の帯などを見ることができますが、これらがエキスパンションジョイントです。

◆エキスパンションジョイントの役割

 大規模建物は、隙間を挟んで複数の躯体に分けて設計するのが一般的です。躯体を分割することで、地震などの外力の働きで建物が受けるダメージを最小限に抑えることができます。この隙間を「クリアランス」と呼び、さらにその隙間をつなぐのがエキスパンションジョイントです。

 地震発生時などには、クリアランスを挟んで隣り合う躯体はそれぞれ異なる動き方をします。エキスパンションジョイントは、その動きに追従したり、クリアランスに生じる歪みを吸収したりして、建物全体の機能を維持する役割を持ちます。

 

◆エキスパンションジョイントの施工注意点 創陽建工の思い

 建物と建物が離れている為、屋上と外周りは防水シートとコーティング剤により内部に水が入らないように確実に行う必要があります。

 屋上は中の水がたまらないように防水シートも勾配を付けておく必要があります。また、既存と新設のつなぎ目部分の作業の為地震があった時に変形または外れて落下する恐れがあるので、クリアランスに合った幅のエキスパンションジョイントを付ける必要があります。防水作業もあるので漏水のないように注意します。

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